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施設看護師として働く 転職の理由②

 

どうして一般病院を退職したのか。内実の理由は 2つあります。

 

 

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1、看護師長の考え方が合わなかった。

 

 師長は定期的に病棟間や系列病院の移動があり、何年かおきに変わります。私が、なあんか働きづらいなぁと感じ始めたのは、師長が変わったことが大きかったと思います。

看護師長はその病棟のトップです。師長によって病棟の雰囲気や、方針、スタッフの関係性などガラッと変わります。

 

それまで私が接してきた師長は割と管理メインで患者さんのことはスタッフにある程度信頼して任せてくれていた感じがありました。

しかし、退職を考えるきっかけとなったときの師長さんはやたらと心配症で、首をつっこんでくるというか、信頼されてないなぁと思ってしまったのです。その病棟の師長ですから患者のことを心配し、患者さんに不利益がないように考えるのは当然のことです。でも、いざとなると責任はこっちに押し付けてくる、いつまでもミスをねちねち根に持つなど、だんだん積もってくるものがありました。

でも、この師長結構人気で。他のスタッフにはなんだか共有しづらく、ひそかにその感情を大きくしていっていました。

 

 

2、退院支援という看護

 

 私は地域包括ケア病棟というところで働いていました。地域包括ケア病棟とは、急性期を脱した人が在宅へ帰ることを目標に療養するところです。

入院できる期限も決まっていて60日です。看護師は60日以内に患者さんを在宅へ退院させることを目標にかかわっていく必要がありました。もちろん看護師だけの力で退院させることは出来ません。医師やケースワーカー、ケアマネ、家族などと調整を繰り返し

退院を目指します。

60日間という期限、、、受け持ち看護師はそれまでに何とかしなきゃとせかせか看護計画を立案し、家族と面談したり、時にはドクターに退院許可を促したり。

主にそういった調整は日勤でしていくので3交代で働いているとあっという間に60日なんて過ぎていきます。早く指示取らなきゃ、家族にアポとらなきゃと常に頭のどこか片隅に考えていて、焦りも感じていました。

 

そんな中、複雑な家族関係の人やお金がなく施設に入れない人など訳ありの人が一定数いて、そんな人たちの退院支援も頑張らなくちゃいけない。いや知らんがなって思ったこと、何回もあります。

退院支援はハマる人はハマると思います。なんというか達成感?やりがい?一生懸命なスタッフがいるんですよね。それが重荷でした。休憩時間とか、退勤してからも患者さんやその家族のこと、考えなきゃダメですか?私は仕事が終わったら仕事のことは一切考えたくないタイプなので、退院支援を一生懸命やっている先輩などをみて尊敬の気持ちと、冷めてしまう気持ちと、でも話を合わせて患者さん思いな自分を演じていることへの気持ち悪さといろいろな感情でした。

看護師、向いていませんよね、私。(笑)

 

かといって急性期病棟は忙しく残業も多いから、いやだ。ホントに私ってわがままなんです。

定時に帰れてストレスも少なくて退院支援もなくて、、、、、ってそんな病院ない!そう思い至り、引っ越しなども重なって一気に退職熱が上がったのです。

 

こうして私はその苦手な師長に退職を申し出たのです。

無事に退職できていますが、後悔ポイントがあるのでまたそこについて書いていきたいと思います。